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今日もまた友人と楽しいランチをし
帰宅時地下鉄に乗ろうとしたら
改札口で地下鉄が突然止まったと
アナウンスが駅の構内に響いた。

それゆえ急いで地上に出るとラッキーなことに目の前に
乗り換え地まで行くバスが止まっているではないか。
混まないうちに飛び乗りホッとしていると
次から次に乗るわ、乗るわ、異常な混み方で
車内では多くの人々が携帯で『地下鉄のおかげで、、、』
そう、みんな誰かに文句を言っている。

そんな人々の話を聞いていたらクン クン クン

『わが町行きのバスもきっと混みそう…。』

と言うわけで我が家へ向かうバスへの乗り換えは
いつもは始発一つ手前の停留場で乗る私だけど
今日は始発まで戻った方が良いと判断!
一停留場分をトコトコと歩いて始発まで行った。

すると案の定、いつもなら空いているのに
そのガラすきである停留場は今日は珍しく人ごみが。
どうやら帰宅ラッシュ時なら1分間に2~3台?
立て続けにくるバスなのに道路が混んでいるのか?
珍しくバスが来ていないようで列ができてきた。

そして案の定、やってきたバスはすぐに満員御礼。
帰宅途中走行中の横のバスも、後ろのバスも
私が乗る37番のバスが偶然にも4台一緒に走っているのに
車窓から覗いてみると皆ギュウギュウであった。

話は変わるけど長くBsAsに住んでいると、何かにつけて
想像をしながら感覚で行動をしないと大変な目に遭う。
それは目で見て耳で聞いて空気を読み感じ
自分で何か行動を起こさなければならないわけで
今回も地下鉄が止まったと聞いたならば
バス停に人が集まる前にすぐに目の前のバスに乗り
人々の反応と道の込み具合を見て何をするか判断。
そうすることにより私は自分へのストレスを
自分自身で軽減することができ超満員のバスも
ラッキーなことに座って帰ることができた。

(ちなみに地下鉄に乗っていた人は途中下車
線路を歩き最寄り駅から外に出たそうである。)

と言うわけで、先日も書いたかもしれないけれど
BsAsで暮らすには動物的感覚も必要なのかもしれず
私もしばらく東京にいたせいか、その感覚を失い
今現在色々なことでストレスがかかっているけど
ここで生きていくにはこんな感覚も必要
改めてこの町の生き方を勉強した私である。
 
昨日、久しぶりにアルべアールに足を運んだ。

1年に一度、日本から戻るとゆっくりした時を求めて
お参りのように訪れるアルべアールホテル。
いつ行ってもそこは別の世界で
それはお菓子が美味しいとか、お茶が有名とかではなく
接客を始め本当にそこにいると居心地がよくて
ついついホテルマンと話し込んだり
長閑な時間が過ぎ去っていくのが好きだからである。

そして、その空間だけは何年経っても変わらず
いつ行っても時はそこだけ止まっている。

でも、昨日久しぶりに周辺を歩いて思ったんだけど
ホテルの中は時が止まっても、外の景色は様相を変えた。

アルべアールホテルの周辺は昔はブランド街と言われ
エルメスを始め、ヴィトン、カルティエなど
ため息が出そうなショップが所狭しと並んでいた。
その中でもアルマーニカフェはお気に入りで
何度か足を運びオリーブで作るゆかりを教えてもらった。

そんな懐かしい通りが昨日歩いてみたらどうだろう?
昨年歩いた時にも感じてはいたけれども
今年のそれは更に異様で、アルベアールの角にあった
ルイ・ヴィトンも看板は取り外され撤退してはいたが
多分その後も借り手がいないのか?放置されているのであろう
あの頃の美しさとは打って変わった貸店舗となっていた。

いや、廃墟としたのはブランド街だけではなくて
レコレータ墓地のフレド&アロマカフェ。
ここは私がレコレータに行くと好んで入ったお店。
最後に入ったのは日本から来た若者と娘と4人で
軽食を食べながら世間話をしたのが最後である。

あんなに賑わっていたアロマカフェだったのに。
家賃の高騰のせいだろうか?
レコレータのみならず、先日待ち合わせした
フロリダ通りの一店舗もやはり店じまいしていた。

勿論、インフレの凄さは図りきれない。
昨日足を運んだアルベアールカフェも
友人が語るには7年前で50ペソだったのに
今では約5倍!いいえ、それだけではなく
先日断捨離をして見つけたのだけど
10年前は1ダースが10ペソだったエンパナーダも
今では1個7ペソ取る所もある程で
お給料が5倍も上がったのだろうかと思えば
一流企業でも5倍は上がらず、一般的には
倍になればありがたいと言う所だろう。

だもの、家計が着いていけるはずが無いんだよね。
それゆえこれからありがたいと思うのは
異国から来たドル生活者たちであろう。
一般論では経済崩壊はもう少し先だと読むけれど
やはりドルを持っている人は強い。
ただ、勘違いしてはいけないのは
ドルを持ってきて一時を楽しむのか?と言う事と
ドルの価値があるから住み続ける物の
永遠にドルを持ち続けていられるのかと言う事。

私の場合もそうだけどここに来た時は
ドルを持っていたので天国以上の天国。
でもドルなんて、というよりも貯金なんて
いつかはお足のように飛んでいってしまう。。。
その時に子供が出来たり日本で言う
一般的なライフプランを真剣にたてても
ここのペソだけで生きていけるのか?
それがこの国に移住した時にまず突き当たる
大きな壁であり、その時が今のように
物価の高い大変な時代だと泣きたくなる。

だからこそ、この国だけに頼らない
生活基盤も必要なんだと今になり痛感する。

あ~また何時ものごとく話はそれてしまったけど
アルベアール周辺を歩きながら
賑やかだった時代を振り返りながら
自分の人生も振り返った日。
でも、でも私のBsAsでの人生は
サバイバルでも最高。
何故ならどんなことが起きても
ラテン気質でここの生活を楽しんでいるから。

ただ今日はあの頃を懐かしいと思いながら
アフタヌーンティを楽しんだ午後。
たまにはそんな日があっても良いのかもしれない。
 
ここ最近、我が家は断捨離の再ブーム。
娘も部屋にある要らない物を捨て始め
(物を捨てられない私も)『え~い』とばかり
娘の真似をして使っていない物を捨てる事に決心した。

でも、でも、、、

実際捨て始めるとなかなか進まない。

物に執着があると言ってしまえばそれまでだけど
やっぱり一つ一つ思い出があるんだよね…。

話は変わるけど、私がここにきた年
1989年1月は手荷物とスーツケース2個だけ。
そしてそんな私が今の旦那と付き合い始め
婚約して旦那のマンションに住み始める決心をし
彼のマンションを訪問した時、2LDKの彼の家には
冷蔵庫とベットとわずかな家具があっただけ。
それゆえその『がら~ん』とした部屋を見て
余りにも寂しく感じたことをハッキリと覚えている。

だがその後、その何も無い部屋に家具が増え
家具と同時に色々な生活必需品も揃い始め
子供が生まれ、子供部屋に子供の物が増えたと思ったら
あれよあれよと物も増え始め所狭しとなってしまい
今では部屋だけでなく二つある浴室の一つも物置状態(笑)

そして捨てなければ、捨てなければと思いながらも
なかなか断捨離の決心がつかずにいたのだけど
日本から戻って娘の断捨離の勧め、そして
先日移住してきた若いご夫婦宅を訪問して
色々話していたら、あの『無』に近い時代が
急に懐かしくなってしまい物が捨てたくなった。

あの頃は何もなくても、不自由な暮らしでも
毎日大好きな旦那や子供がいればHappyだったよね。
でもいつの間にか物に埋もれ、贅沢になり
あの時代のことを忘れてしまったような気がする。
だからこそ、少しづつ自分の周りをそぎ落とし
物にばかりこだわらない遠い昔のスタートに戻り
もう少しシンプルに暮らそうと思えてきた。

と言うわけで雑誌一冊でも毎日何か一つ断捨離中の私
これで体重もそぎ落とされたら幸せなのにと思いながら
こちらばかりはどうにもならない私である。
 
先日の暴風雨被害は日を追う毎に増し続け
市内での被害者は増加しなかったものの
郊外ラプラタ市近郊は時間が経つに連れて
被害者は(テレビ局によって違うのだけど)60人前後とされ
暴風雨の凄さがニュースになって流れている。

家も車も浸水し電気もガスもない生活
それだけではなく、そこに住む人々は
日没後の治安の悪化=強盗に入られないか等
不安はさらに募りイライラは極地に達している。

また私も時々訪問するその地域のことを考えると
下水道の状態だけではなく、衛生上の問題も不安で
ハンタビールスと呼ばれるネズミを媒体としたビールスや
その他の悪性感染症の病原菌が出てこないか等
住んでいる人々のことを考えると心配である。

最近異常気象が言われているけれども
市内一ヶ所のみならず一度に二ヶ所
それも距離的に離れている地域で同時に
暴風雨による自然災害が起きたことは
私の経験上でも記憶になく驚くばかり。
ラプラタの友人知人が無事である事を祈るばかりである。
 
イースターの6連休もいよいよ最終日

今回は6日間素晴らしい天気が続くのかと思いきや
何と最終の2日間はお天気が崩れ曇り&雨
昨晩はテンポラールと呼ばれる暴風雨
(ただし、今回の場合はゲリラ豪雨)が
それも一部の地域では大洪水を起こし
夜9:45の時点では8名もの人々が犠牲となった。

このテンポラール、昔から大雨が降ると
毎回決まって被害が続出し、停電や浸水
いや、それ以外にも、マンホールの蓋が空いていて
洪水の道路を歩いていて排水溝に吸い込まれたり
想像を絶する被害が毎回出ている。

それゆえ私たちは暴風雨がきたら、各自それぞれ
『これから停電するな』とか『大洪水になるな』とか
これから起こるであろうことを察知しながら
危険から自分の身は自分で守るしかないわけで
我が家なども過去に私が雨を甘く見て
旦那の反対を押し切り車で外出させ
その後暴風雨に遭い道が大洪水を起こし
車の中まで池のようにプカプカ浸水し
旦那から「だから言っただろう」と怒られた事があった。
それ以来、天気予報には頼らず雲行きや雨の降り具合
急激な気温の変化等を見ては
『雹に変わるかもしれないから車は車庫に戻そう』とか
『風が強くなりそうだから木のそばはやめよう』等
ありとあらゆるケースを考えて行動する。
だから不動産を購入する際もBsAsでは
購入したい物件が洪水地帯かどうかなど
調べておかなくては後で大変なことになるのである。

ただ日本なら、そのようなことが起きれば
早めに(次回を考え)対策を取るのだろうけど
私が思うには住んでいる24年間を考えてみると
今回ほど大きなゲリラ豪雨被害は少ないけれど
暴風雨では毎回というほど被害が起きているのだから
やはり喉元過ぎれば…なのではなくて
真剣に対策を取らなくてはいけない
そんな時期にBsAsも来ているのかもしれない。