夕方、犬の散歩に行った時のこと。
途中から何処かの家の飼い犬かと思うような
小綺麗な犬が我が家のワンコの後ろについてきた。
でも、その犬は首輪をつけていない。
多分誰かに捨てられた犬なのであろう
それだけにとても人懐っこい。

歩いても歩いてもその犬はついてくる。
追い払っても、追い払っても同様である。
結局20分ほどの散歩の間ずっと私たちの後ろについてきて
まるで飼い主との思い出を蘇らせながら
散歩をしているような犬、、、人恋しいのであろう。
そして時々私たちの顔を見つめながら
どうして飼い主になってくれないの?と訴えている。

アルゼンチンには野良犬と呼ばれる犬が非常に多い。
それは日本のように動物愛護センターのようなものが
(昔はあったそうなのだが)今は機能していないこと。
それゆえサバイバルゲームのように野良犬たちは
毎日を必死に生き抜いていて死はそのゲームに
負けることを意味するのである。

途中スーパーに旦那が立ち寄り私は外で待っていたのだが
その間も同様で、その犬は私達から離れようとしない。

でも、暑いから道端に溜まっている汚い雨水を飲んだり
その中に体を浸して暑さをしのぎながらも
最後の望みを託すようにこちらを見つめている。

『どうにも出来ない事もあるのよ』
『どうにも出来ない現実も…』

抱きしめてあげたい衝動に駆られながらも
してあげれない現実、胸が痛い…

犬はアイコンタクトとよく言うけれど
野良犬を見つめていると、その犬は
全てを悟ったように寂しそうな後ろ姿を残し
何処かに静かに消え去って行った。

家に戻り、愛犬の足を洗いながら
愛玩犬と呼ばれる自分の犬との違いに
胸を痛め思い出しては涙が出る私。

今頃あの犬が誰かに拾われて幸せになってくれることを
願わずにはいられない。
スポンサーサイト
 

   
ブログ村、ゆる~く参加していきます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ アルゼンチン情報へ
にほんブログ村

★だからアルゼンチン、大好きです★
 ★ポチしてもらえたらとても嬉しいです★
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可