BsAsに暮らしていると
「BsAsなんて良いですね。」
「南米のパリじゃありませんか。」と
よく言われることがあります。
そして短期で滞在した人に言わせると
「危ない危ないと言われていますが
私は怖い思いをしたことがありませんよ。」
「言われているほど危なくないじゃないですか…。」
この二つの言葉もよく聞かれます。


特に市内だけを見れば確かに南米のパリ。
美しい街並み、おしゃれな人々。
一瞬錯覚してしまうほどで
実は私も今朝までその南米のパリの
美しい錯覚をまた起こしていました。

朝のバス、それは満員でした。

私はいつものように一番後ろの席に座り
滅多に乗らない通勤ラッシュ時の光景を
観客のようなつもりで見ていました。

するとそこに現れたのが一人の若い女性。
穴のあいたTシャツとジャージ姿のその女性の後姿は
半分お尻が出ているような状態で
お尻の割れ目が見えました。

勿論そこまでは若い人が時々する
オシャレな??ズボンの履き方かなと
その程度に感じていたのですが
髪の毛はほとんど梳かしておらずそして
顔には怪我をしたのでしょうかガーゼで覆われ
まるで薬で朦朧としているているようにフラフラ
何かを独り言を話していて私の隣の女性などは
明らかに嫌な顔をしこちらを向いて反対を見ません。

ちなみに私の乗るバスはスラム街は通らないのですが
公立病院のある場所近くは通るので
多分その病院へバスを乗り継ぎ行くのでしょう。
その時驚いたことが起こりました。

そう、独り言を言うにしても
バスに普通に乗っているのかと思えば
突然彼女の前の席の男性に向かい
「座らせてちょうだい。」と
凄い大声で怒鳴り始めました。
勿論乗客の視線は皆彼女です。

そして座ったかと思ったらわずか5分ほどで
目的地に到着したのか降りて行きました。
ちなみに席を譲ったのは男性でしたが
隣の人も危ないと思ったのでしょうか。
一緒に席を立ちました。
一度に二人立つ必要もないのですが
隣に座ることを怖いと思うほどだったのでしょう。
(はっきり言って私は怖くはありませんでしたが
その大声の凄さに驚きました。)
それからその女性が降りるまでその隣の席は
満員バスであったにもかかわらず誰も座りません。

ここまで書くと、多分ブログを読んでいる人には
そんな人滅多にいないそう思うかもしれません。
そしてそれは偏見だというかもしれません。

でも、この光景は私が乗ったバスだけではなく
すべてのBsAsで見られるごく普通の光景なんです。
何度道を歩いていて危ないと思う人とすれ違ったか。
何度バス停で強盗に合わなければいいなと思ったか。
そして、何度高級住宅街のパレルモや
レコレータの素敵なレストランに入っていて
ここに強盗が入ってこなければいいなとそう思ったか。
『自分の身は自分で守る』いつも危険と隣り合わせで
そんな人が街の中に馴染んで歩いているのです。
そして小綺麗な格好でも
薬でラリってバスに乗っている人がいること。
そういう存在がいるということも
南米のパリは街の美しさですり替えてしまうのです。

私はアルゼンチン、BsAsが大好きです。
でも私も今朝の光景を見るまでちょっとだけ
気が緩んでいた気がしました。
そう、BsAsは美しい…
でも油断をしてはいけないのだと。
ふと思い出し改めて気を引き締めた私です。



スポンサーサイト
 

   
ブログ村、ゆる~く参加していきます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ アルゼンチン情報へ
にほんブログ村

★だからアルゼンチン、大好きです★
 ★ポチしてもらえたらとても嬉しいです★
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック