BsAsでの生活も完全に戻った私。
でも最近外に出るたびに悲しくなることが多い。
それはわずか八ヶ月しか不在にしていなBsAsなのに
戻ってきたその街は、以前以上に汚くなった事。

先日から地下鉄に数回乗っているのだがまずその地下鉄の酷さ。
駅に入ってきた地下鉄は(芸術に近いといってしまえば
それまでかもしれないけれど)思わず車体全体に落書きがされ
窓も外が見えないほど塗りつぶされていて
思わず駅に入ってきた地下鉄を見て言葉が出なかった。

多分、そう感じたのは私だけではなかったらしく
やはり「酷すぎる」とか「あり得ない」など
悲しそうにため息をつきながら電車に乗り込むご婦人
何人、そんな言葉を吐く人を見ただろうか?
でも人々は段々とそんな光景も見慣れてきて
何も感じなくなるのだから私もそうなるのであろう…。

又町には以前よりも車が溢れて交通渋滞も
そして私のような郊外に住む人間が増えたのだろうか?
わが町方面へのバスの乗車率は以前にまして増えた。

多分私が書くことはBsAsに住んでいる日本人の人には
(もちろんこの文章を読んでいる日本の人にも)
縁のない話なので絶対に理解できないと思うのだけど
毎回私はバスに乗るたびに乗客を見ていて悲しくなる。

何故なら2年前までは通常センター街まで40分程度であった。
そしてどんなに混んでいても途中から車内は空いてきて
最初は座れなくとも、途中からは確実に座れた。
しかし今はわが町も建築ラッシュということもあり
人口が異常なほど増え昔のようなわけにはいかず
ここ最近では終点間近でもほぼ満員という光景もチラホラ
そして自動車も増え続けているブエノス・アイレスゆえ
帰宅ラッシュには40分どころではなく1時間半かかることもある。

おまけに、バスは乗ってすぐあれよ、あれよと満員。
100%どころか130%程度の乗車率ゆえに
途中からは降車口から乗ろうとしたり、ドアをこじ開け
走り出しているのに無理やり乗ろうとしたりである。
そしてある停留場では止まらず、仕事帰りでバスを待つ
長い列も通りこし、怒鳴られようがヤジを飛ばされようが
(もう乗せられないのだから)バスはそんな乗客を無視して走る。
そしてバスに乗る私は95%一番後ろの席に座り
だけど同じように1時間半の時を共有しながら
乗ってくる乗客の光景を見ているのだけれど
みんな本当に疲れ切っていて、でもバスに乗れたことを良しとして
どんなにギュウギュウでも我慢して乗っている。

そんな中、先日途中でバスから降りた女性は
大切そうにホールケーキの箱を持っていた。
多分誰かのお誕生日なのだろう…大切に、壊れないように…。
でも、その箱は一部潰れていた。

そんな混む時間に乗るのがいけないと思われそうだけど
住んでいる場所にケーキ屋さんがなかったら
仕事をしていて買いに行く暇がなかったら
無理してでもそうするしかないんだろうな。
超満員の降りるだけでも大変なバスから降りた
その女性の歩いている姿を見て胸が熱くなった。

多分市内に住んでいる人は、そんな思いはしないであろう。
混んでいるバスに乗ってもせいぜい3~40分。
でも、本当はこうやって大変な思いをして通勤している人が
ブエノス・アイレスはほとんどなんだよね。
日本の通勤ラッシュも大変かもしれないけれど
でも、日本は仕事をすることで報われる人生もあるけど
ここでは、このバスに乗っている人のどれだけの人が
生きていることを楽しめているだろう?
バスに乗れば泥棒やら強盗の心配をし
バスを降りれば、治安の悪さから家に入るまで気が抜けない。
そしてこんなにも大変な思いをして働いて働いても
海外旅行にも行けず、車すら家すらなかなか買えない…。
物を買うことが良いとかそういうわけではないけれど
余りにも何もできずに終わってしまう人生。
ふとこれが大多数の生き方なんだよね…と思ってしまった。
勿論どちらが良いとは言えないけれど
何だか虚しい気分、あぁ無情かな。
いつになったらみんなが幸せに暮らせるのだろう?
アルゼンチンは本当にポテンシャルな国なのだから
早くみんなが幸せになれる日を願う私です。
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